見学ポイント
「日当たり・向き・階数」の選び方
部屋の向きの特徴(○:メリット ▲:デメリット)
ワンルームアパートやマンションの場合、ベランダやバルコニーのある側を部屋の向きと表示せれる。学生ならば日中学校に行って不在にすることが多いため部屋を選ぶ際に気にしない人もいるが、やはり日当たりのいい南向き・東向きの部屋に人気が集まる。
東向き
○:午前中に日が当たる。朝日に照らされながら目覚めることができる。
▲:午後は日が当たらず、部屋が暗い。
▲:冬の午後は日が当たらず寒い。
南向き
○:日が当たる時間が一番長い。
▲:夏は日が当たりすぎて暑い。
▲:家賃が高め
西向き
○:午後に日が当たる。冬は、西日が奥まで差し込むため暖かい。
▲:夏は西日で室内が熱せられ暑い。
▲:家賃が安め
北向き
○:家賃が安く、日当たりを気にしない人にはお得。
▲:真北を向いている場合、日が当たらない。湿気が多い。
人気のある部屋の向き
北<北西<北東<西<東<南西<南<南東 に人気も家賃も高くなる。
ただし、横窓のある角部屋なら2面採光となるし、南向きの部屋の場合でも目の前に建物があれば日当たりは望めないこともある。また各方角をのデメリットを補う設備(床暖房・断熱ボード)や建物構造もあるため、一概に判断はできない。部屋・周辺状況を実際に見て判断することになる。
階数によってどんな特徴がある?(○:メリット ▲:デメリット)
1階
○:出入りに便利(ごみ出し、買い物などに都合がいい)。
○:家賃が安い。
○:熱気は上に上がっていくため上層階に比べて夏は涼しい。
○:最下階のため、下の住人の音を心配しなくてもいい。
○:地震の時に逃げやすい?(地震が起きた場合、1階からつぶれてしまう)
▲:塀が低ければ、通行人と目が合いやすく覗かれやすい。
▲:エントランスや道路に近い場合は、話し声や車の音が気になる。
▲:セキュリティー性の問題(塀の乗り越え・洗濯物干し)
▲:日当たりが期待できないことが多く、寒い。換気を怠ると湿気やカビが発生しやすい。
中層階・真ん中の階
○:日当たりが期待できる。
○:1階のセキュリティー問題はクリア
▲:上下を部屋で挟まれるため、上下階の住人の話し声や足音が気になることもある。
最上階
○:日当たり、見晴らしがいい。
○:5階以上は、蚊が入ってこないことが多い。
○:上の階の住人の足音や物を落とす音を気にする必要がない。
○:セキュリティー性が高い。※
○:風通しがいい。
▲:エントランスまでの距離が長いため、出入りや荷物の運び出し作業が面倒。
▲:屋上に当たる日光の照り返しや下の階からの熱気で夏は一番暑い。(屋上からの天上までの断熱材は他階より厚いが暑いが…)。
▲:エレベーターがない場合、階段での昇り降りになる(建築基準法では、5階以上の建物にエレベーターの設置義務)。
▲:家賃が高め
※上階の場合、犯罪を起こしても逃げ降りる時間がかかるためセキュリティー性が高いと表示しましたが、上階は他階に比べ人通りも少なく、近隣建物からも監視の目が届かない死角になりやすいため狙われる危険性もあります。
建物構造や周辺環境(建物立地が周辺の土地より高いなど)により上記の特徴は変わってくるため重視したいポイントを選んで部屋探しを始めよう!