部屋探し準備編
部屋情報の集め方
学生向け部屋探し情報誌
みんなの住んでいる町にも大きな書店は必ずあるはず。毎年8~10月にかけて学生向けのお部屋探し情報誌がいくつか発行される。情報誌には、各不動産会社へ直接資料請求ができるハガキや一人暮らしをしている先輩たちのインタビュー、部屋探しエピソードなど役立つ情報も満載だ。
インターネットで部屋探し
インターネットを利用すれば、自宅や学校から好きな時間にお部屋探しや不動産会社の情報を検索できる。部屋探しサイトによっては、アパート・マンションの写真や動画、リアルタイムで部屋の空き状況を配信したりしている。
またメールで資料請求すれば、すぐに物件の詳細資料を返信してくれることもある。わからないこともしゃべりのうまそうな不動産会社の人と話をすることなく、気軽に問い合わせができる。
Yahoo!やgooなどのポータルサイトからアパート・マンションの検索もできるが、掲載数が多すぎてどの物件の資料を請求したらいいのかわかりにくく初心者の部屋探しには少々使いづらい。家賃相場や間取りや設備の内容、条件を調べるための参考に。
学生向け物件(学生寮・学生会館・学生マンション)は、ポータルサイトの不動産検索にはあまり掲載されておらず、学生専門の仲介・管理会社へ問い合わせる必要がある。検索窓に「学生寮」「学生会館」「学生マンション」などの言葉を直接入力して表示された各会社のホームページから探してみよう。
携帯で部屋探し
多くの不動産屋さんは、携帯サイトにも物件を公開している。パソコンと比べて画面が小さく、通信速度も落ちるため情報量は少なくなるが、いつでもどこでも探せるし、すぐに資料請求できるのが魅力。動画は見れないが、建物外観や部屋の中の写真を画像で見ることができる場合も。部屋探しの時期、パケットは定額にしておくのがおすすめ。
受験会場前で不動産情報誌をもらう
学校近くの不動産会社や学生向け物件をあつかう会社は、受験会場となるキャンパスの付近で部屋探し情報誌やカタログを配っていたりする。受験が終わって時間に余裕があれば気になる物件を見学して廻ってもいい。後日部屋探しに上京する手間や費用を考えると…。 指定校推薦などで合格がほぼ決まっている人の場合、入試にあわせて物件を見て廻り、合格発表まで仮予約してしまうこともある。
テレメール
入学願書は、この方法で請求した人も多いはず。テレメールは、願書だけでなく、部屋探しや一人暮らしに役立つ情報誌も請求できる。
学校から紹介してもらう・住まい相談会参加
学校によっては、学生課や大学生協で新入生向け住まい相談会(もちろん在校生も参加OK)を開催している。学校や大学生協主催のもと、学校周辺の不動産会社や学生向け物件を扱う会社などが参加する。お部屋の契約時にかかる仲介手数料(家賃の1ヶ月分)の割引を受けられたり、相談会参加者への特典がある。自分の進学する学校へ確認してみよう。
不動産業者直接訪問
すでに住みたいエリアや駅が決まっているなら駅前に多くある不動産屋さんを何件か見て廻り自分にあった物件を見つけることができる。不動産会社それぞれが独自で募集する物件も数多くあるため、多くの物件の中から希望に合うものを見つけ出せるはず。但し、不動産屋さんも商売なので契約前は多少“押し”が強くなることも忘れずに。家賃や住みたい地域など自分の希望条件をはっきりさせてから伺うこと。
ワンポイントアドバイス(編集部より)
インターネットや携帯で手軽に部屋探しができる時代だが、多くのサイトは物件の広告のため不都合なことやデメリットは書かれていない。またすべてに完璧な物件もありません。これからの学生時代をすごす大切な住まいであるため、情報の収集は多めに、また写真や動画だけでは判断せず、周辺状況や日当たりなど実際に見学しないとわからないこともたくさんある(新築でも同じ)。じっくり検討して慎重に選ぼう!