部屋探し準備編
不動産屋さんとは?
2種類の不動産屋さん
部屋探しのために必ず訪れることになる不動産屋さん。不動産屋さんは、大きく分けて「管理会社」と「仲介会社」の2種類に分かれる。また駅や学校周辺に多い不動産屋さんの特徴も合わせてみてみよう。
「管理会社」とは?
- 日々の管理を行っているため、物件の細部情報にも詳しい。
- 物件の紹介から契約、入居後の管理まですべて行うため問い合わせ窓口がひとつになる。
- 自社で管理する物件のみを紹介する会社が多い。管理会社が貸主であったり、大家さんから管理を専任で委託されている物件のみの紹介が主になる。そのため希望条件に合う物件がなかったり、すでに全棟満室となっていることもある。
- 管理会社が貸主である物件以外は、部屋申し込みの際の仲介手数料の支払いが必要。
- 学生マンションやウィークリーマンション・マンスリーマンションは管理会社のみによる入居者募集が多い。
「仲介会社」とは?
- 多くの管理会社やオーナーが入居者募集を依頼しているため、下宿やアパート・マンションから学生向け物件など多くの種類の物件から家賃や条件にあわせて紹介してくれる。
- 見学や申し込みの際は、管理会社やオーナーへ取次いでくれる。車で案内してくれる会社も多い。
- 駅前や繁華街など人通りの多い場所に立地。
- 仲介手数料が必要。
- 自社管理物件を持ち、他管理会社の物件の紹介も行う仲介会社もある。
ターミナル駅の不動産屋さんの特徴
池袋や新宿、渋谷などの乗り降り人が多い、そして乗り入れる電車も多いターミナル駅。ここにある不動産やさんは電車沿線ごとに、幅広いエリアの物件をカバーしている。ただ駅別・沿線別に比較できるがひとつの駅・エリアで紹介できる物件の数は少ない。
住みたい路線や駅がわからない場合、はじめに訪問してみるとよいだろう。地理感覚やイメージがつきやすい。
学校周辺や駅前の地元不動産屋さんの特徴
学校や駅周辺の物件情報が豊富。下宿やアパートからマンションまで、家賃や立地など希望する条件によって幅広く物件を紹介してくれる。
住みたい駅や地域が決まっている場合、周辺にある複数の不動産屋さんを数件探し回れば、希望にあう物件にめぐり合える確率が高い。ただ、不動産屋さんによっては、戸建住宅やマンションの売買をメインに営業しているところもあり、他業務で忙しく親身になってくれないこともある。また店頭に物件情報や図面をベタベタ張っているお店もなかなか入りずらい。
アパート・マンションを経営する大家さんは、複数の不動産屋さんに入居者の紹介を依頼しているケースもあり、「前の不動産屋さんでもこの物件見た!」なんてこともありうる。時間と交渉力と粘りのある人はぜひ多くの不動産やさんに足を運んでみよう。
不動産会社の休日
不動産屋さんは水曜日を休業日とするところが多い。営業時間は10:00~19:00前後。
管理会社は、土日祝祭日はお休みのところが多いですが、2月3月の部屋探しシーズンは営業している。また学生向け物件を扱う会社の場合、多くは年末年始を除いて11月~3月までは無休にて営業している。ただ山手線沿線や東急線沿線の不動産屋さんは日曜日が休みのところも多く、訪問の際は事前に確認しておいた方がよいだろう。