住まいの選び方
入居費用を少なくする住まい
家具家電付アパート・マンション
一人暮らしを始める際は、なるべく初期費用は抑えたいもの。「学校は2年間。地元に戻って就職する」「卒業後は就職せずに外国に留学する」など卒業後の計画があるなら家具や家電製品は購入するより、はじめから設備が一通り揃っているアパートやマンションを探すかまたはレンタルを利用したい。
学生会館やウィークリーマンション・マンスリーマンションでは一人暮らし向け家具家電製品が備え付いている。また学生マンションでも最近は家具家電付物件が増えつつある。購入・レンタル・家電付の費用を比較して選んでもいい。
一部の学生会館ではパソコンを入館生に無料で貸し出してくれたり、コミュニティースペースで共同で利用できるところもある。
一人暮らしに必要な家具家電製品と価格の目安
冷蔵庫 | 2万円 | 2ドアタイプ(シングル向け) |
---|---|---|
全自動洗濯機 | 5万円 | ※乾燥機なし |
テレビ | 3万円 | 16型 ※地上波デジタル対応なし |
掃除機 | 2万円 | |
電子レンジ | 3万円 | |
テーブル・机・椅子 | 2万円 | |
ベット・寝具 | 3万円 | パイプベットと掛敷布団 |
計 | 20万円 |
パソコンを除けば、一人暮らしに必要な家具家電製品購入にはトータル約20万円程度が必要。また冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジの家電4品目を廃棄する際には、家電リサイクル法により1品目あたり3,000~5,000円のリサイクル費用がかかる。
レンタルする場合は1ヶ月4,000~5,000円が相場(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)。
地上波デジタル放送について
2011年よりテレビの受信形式が現在のアナログ放送から地上波デジタル放送に切り替わる。今まで使っていたテレビの大半は買い替えまたは専用チューナーを取り付けないと番組視聴ができなくなる。テレビ購入時は、地上波デジタル放送対応タイプを購入した方がよいでしょう。ただ現在はテレビ・専用チューナーともに通常のテレビと比べて高額。
乾燥機付洗濯機について
斜めドラム型の乾燥機付自動洗濯機はファミリー向けが主だが、シングル向けのものも登場している。建物の仕様によっては、洗濯機置場スペースの変更が必要だったり設置ができない場合があるため購入希望の際は注意が必要。
水道・光熱費ゼロ住宅
ウィークリーマンションやマンスリーマンションでは当たり前になってきている礼金・敷金・仲介手数料なしと水道・光熱費ゼロ。アパート・マンションの契約費用は礼金・敷金・仲介手数料・前家賃などで家賃の5~6ヶ月分が必要。初期費用を抑えたい場合、こうしたシステムの物件を選ぶのもひとつだ。
ただ、通常部屋を借りる際にはじめに支払うこうしたお金は、毎月の家賃に上乗せされていることが多く、月々の支払家賃は周辺建物と比べ高めになっている。
また敷金を預からない代わりに退室時の原状回復費用についても別途請求があることが多い。契約内容はしっかり確認することが必要だ。