部屋探し準備編
新築は10月から受付開始
新築は10月から受付開始
以前に誰も住んだことがないあこがれの「新築」アパート・マンション。首都圏では毎年必ず多くの新築アパート・マンションが誕生する。
学生向けの物件の中で、学生マンションは、毎年多くの新築物件が誕生する。これは首都圏に進学する学生が増加傾向にあることを見越して学生マンションを建築するオーナーさんがここ最近多いからだ。
新築学生マンションの申込は10月からスタートする。新築学生マンションのうち部屋数の少ないものや立地条件のよい物件は、在校生や合格発表の早い専門学校生・推薦入学生の問い合わせで年内に満室となってしまうことが多い。また一般アパート・マンションの新築物件は他の既築アパート・マンションと同時期の1月から募集が始まることが多い。
新築と聞いただけで日当たりや周辺環境も見学せずに申込をしてしまうお客さんもいるから新築物件は不動産屋さんにとっては、その年の目玉物件。そのため管理する不動産会社が自社だけで募集することも多く新築を探すなら多くの不動産会社に当たったほうがよい。もし部屋探しや散歩などで歩いている途中に建物の建築現場があれば、必ずその物件を管理する不動産会社の看板があるはず。直接連絡してみてもいい。
近年の新築アパート・マンションは、デザイナーズマンションや機能グレードの高い設備を備えたものが多く、室内間取りも1DK・1LDKタイプで、居室面積も広い(25㎡以上)。新築募集時の家賃を周辺相場に比べ安めに設定している物件もある。
新築入居の注意点
必ず入居可能日を確認
新築物件を選ぶとき、必ず確認しなきゃいけないのが「入居可能日」。入居可能日を間違えると、入学式に間に合わなかったり、その日まで親戚・知人の家やウィークリーマンションなどに滞在しなければならないこともある。
湿気が多い
建物の土台・壁を支えるコンクリートや木材には多くの水分を含まれる。このコンクリートや木材の水分蒸発が落ち着くには完成後最低2年は必要。時間が経過するごとにコンクリートの水分が徐々に抜けていくため、新築物件は既存物件と比べて室内に蒸発した湿気がたまりやすい。西・北側や1階のあまり日が当たりが見込めない部屋は、湿気が抜けず梅雨や暖房機器を使う冬の時期はさらにこまめな換気が必要となる。
アレルギー対策に注意
壁紙や床材の接着剤に含まれるホルムアルデヒドが揮発してめまいや皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こす「シックハウス症候群」。新築物件はこの症状を引き起こしやすいことが過去に一時期騒がれたが、平成15年7月に建築基準法が改正され、「シックハウス症候群」の原因物質の使用を禁止されている。以前は感じられた室内に入ったときの新築物件特有の香り・匂いは現在はしないが、溶剤から揮発する物質と一人暮らしのストレスや食生活の変化などの様々な要因と組み合わさり体の異常を訴える人もいる。心配な人は入居後の換気は念入りにしたほうがいい。
1年点検・2年点検
竣工後、1年後と2年後の建物内の状況を見るため施工した建築会社による室内点検を実施する。この際、部屋を利用してて不都合な箇所があれば修理をしてくれる。(自分で壊した、キズをつけた部分は×)ただ、部屋の中にはいられるため、あまりいい感じはしない。